「6秒で倒す」アキラとヨウコ
人気漫画「ザ・ファブル」
重要な登場人物に、主人公「佐藤 明(アキラ)」と妹(仮)である「佐藤 洋子(ヨウコ)」がいます。
彼らは「1人あたり6秒で倒す」ということが作中でよく語られます。
なぜ6秒という中途半端な時間なのかなぁ……と気になっていましたが、ジークンドーという武術から来ているのではないかと思い至りました。
「6秒で倒す」ジークンドー(截拳道:JKD)
ジークンドーとはブルース・リーの創始した武術で、ストリートファイト、つまりルール無用の戦いを想定しています。
ブルース・リーは1970年代に映画俳優としても活動した武術家。
昔の映画ですが、「燃えよドラゴン」「死亡遊戯」といったタイトルやメインテーマなどはとても有名で、今でも世界中の人に愛され、熱烈なファンがいます。
このジークンドーという武術では「実戦は6秒以内に終わらせる」という思想に基づいて作られています。
あれ?6秒?
この秒数で倒すという思想は、たまたま一致するようなものではないですよね。
またジークンドーでは急所攻撃が基本となるので、暗殺術としても適しているかもしれません。
アキラとヨウコが手合わせしている場面でも、準備無しの状態から突然始まります。
この戦い方も、ジークンドーが想定しているものです。
ジークンドーについてはYoutubeの「ワンインチチャンネル」が楽しく、解りやすく学べるのでオススメですよ!
実写版「ザ・ファブル」主演の岡田准一氏はジークンドーインストラクター
ザ・ファブルの実写映画で主人公 佐藤明を演じているのはアイドルグループV6の岡田准一氏。
岡田准一氏は、アイドルでありながら俳優業でのアクション・殺陣をより高めるために、様々な格闘技を極めています。
その数ある格闘技の中にジークンドーも含まれており、インストラクター資格を有するそうです。
……これは偶然なのか、それを前提とした配役だったのか……。
気になるところですが、明言されてはいないようです(たぶん)。
まとめ:確証はないけど、ジークンドーとの共通点は多々ある
アキラとヨウコ、そしてジークンドーとの間には共通点が多々あるようです。
これはもしかしたら他の武術でも共通する点なのかもしれませんが、作者さんが考えの元にした可能性はあるのではないかと思いました。
なんの確証もありませんが、共通点を意識しながらジークンドーについて調べて、またザ・ファブルを読むと見え方が変わってくるかもしれませんね!
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