- WindowsPCとの組み合わせでiPadを液タブ化したい
- WindowsPCで既にクリスタを使っていて、iPadを使ったクリスタの使い心地を試してみたい
- 使いたい左手デバイスがiPadに対応していないのでWindowsPCを経由させて使いたい
他のサイトだとMacBookと組み合わせる情報が多かったので、ここではWindowsPCと組み合わせる方法をご紹介します。
PC用クリスタさえ購入すれば、PCでもiPadでもクリスタを利用できるようになるワケです。お得!
※iPad単体で使えるワケではない
★3年以上EX版を使う予定 ➡ 無期限版・一括払いの方がお得
★そんなに頑張れない ➡ 年額・月額利用プランの方がお得
iPadとWindowsパソコンを繋いで液タブとして利用するなら、有線接続がマスト!
必要な物
ソフトウェア&アプリ
『EasyCanvas』というソフトウェア&アプリを使います。価格は1,800円で有料ですが、試用期間があるので一度試してみることをオススメします。
PCとiPadに、それぞれ対応するソフト・アプリをインストールすることでパソコンの外部モニタとしてiPadを認識してくれます。
- iPadの筆圧感知機能はそのまま使用できる
- パソコンの画面をiPadに拡張できる
- パソコンの画面をiPadに複製できる
- 遅延が少ない
つまりiPadにPCからクリスタを映せば、iPadでも買い切り版クリスタが利用できるわけです。
接続は、後述しますが有線接続が前提だと思ってください。
EasyCanvasはPCのスリープ後などに不調になりやすい気がしますが、まぁソフトウェアやアプリを再起動すればだいたい何とかなるので大きな問題ではないかなと感じています。
ちなみに、パソコンからiPadへの画面拡張で『DUO』というソフトウェア&アプリもよく比較対象として挙げられますが、僕が使用した感じではeasycanvasよりもラグが大きくて液晶タブレットとして利用するのは難しいかなと感じました。あとは月額制で、結構高い。
USBケーブル
パソコンとiPadは有線接続をします。
EasyCanvasは無線(bluetooth)接続も対応していますが、液タブとして利用するにはラグが大きすぎるのでUSBケーブルは必須です。
自宅にあった適当なケーブルで接続したところ、iPadを認識しなかったのでケーブルに問題アリと予想し、改めてケーブルを購入したところ解決。念のため試用の際に手持ちのケーブルで確認してみましょう。
コンパクト&多少伸びるのでコイル型にしました!
iPadから操作することはできたがパソコンからの充電がされないという問題も生じましたが、PCのPD充電対応のUSBポートに接続すれば液タブ利用しながらパソコンからの充電もでき解決しました。
たぶんiPadの充電に必要な電力が普通のUSB3.0ポートだと足りないんだと思います。
ACアダプタ付きUSBハブを使うと解決と思います!(未実証)
iPadとWindowsパソコンを接続して液タブ化するメリット
パソコンに液晶タブレットを繋げた環境で、CLIPSTUDIO(以下クリスタ)を使ってお絵描きしてたんですが、外でネームやラフなどのお絵描きしたいなーと思いiPadを買いました。
そのままiPadで完結させれば良いのでしょう。しかし僕はどうにもApple社の製品になじみがなく使いこなすのにまだまだ時間がかかりそうで、違う方に多くの労力が注がれそうなので困りました(徐々に慣れていこうという気概はある)。また今までの環境で使っていた道具が使い回せないなどのデメリットがありました。先によく調べてから買えというお話ですが。
現在では、ノートパソコン(Windows機)とiPad、周辺機器を持って出掛けています。荷物がちょっと多いのでミニマリストには向きませんが、いつもの環境に近い状態で作業ができるのは大きいです。
ここでそういったWindowsパソコンとiPadを接続できるようになって感じたメリットを述べます。
1デバイス分のクリスタライセンスでOK
クリスタは、ライセンスを契約して使うことになりますが基本的には1デバイス分です。つまりパソコンとiPadを持っていてそれぞれでお絵描きするためには、クリスタのライセンスが2つ必要になります。
パソコンにiPadを繋げる方法だと、パソコンの周辺機器としてのiPad(液晶タブレット)なので、ライセンスは1つで問題ありません。
PROからEXへのアップグレードも1つで大丈夫なので、パソコンと接続して液タブ化して使っていたり、EXを試してみたいけどいきなり2ライセンス(デスクトップ版&iPad版)は懐が痛いなぁという場合でも少しハードルが下がりますね(*´ω`*)
➡ CLIP STUDIO PAINT EX リンク先はこちら
PC用の左手デバイス(右手デバイス)が使える
最初からiPadというかApple社製品を使ってると問題ないのかもしれないですけど、操作に慣れず、またなかなかWindowsPCとiPadで互換性のある左手デバイスがありません。
WindowsPCにiPadを繋げて液タブ化することで、iPadとの互換性を気にせずWindowsPC経由で左手デバイスが使えます。
iPad非対応の左手デバイス『TourBox』もこの方法なら使える!
僕は左手デバイスとしてTourBoxを愛用していて、iPadとの互換性がない(検討中らしい)ので、この方法で使えるようにしました。
TourBox(左手デバイス) ⇔ PC ⇔ iPad
※TourBoxとPCもUSBケーブルで接続してラグを無くしてます!
iPadでもTourBoxを使いたい場合には方法の1つとして検討してみると良いと思う!
友人に一時貸し出したら、買ってました(´_ゝ`)ワロス
iPadと互換性のある左手デバイスでメジャーなのは『8bitDo』!
そういえば先日、安価な左手デバイスとしてメジャーな『8bitDo』というゲームコントローラがバージョンアップしたようですね。
こちらはiPadにも対応しているので、逆に普段から8bitDoを使いこなしていればiPadへの移行・併用時に左手デバイスの互換性という障害は減らせます。
お絵描き仕様にバージョンアップ!
有名な手持ち型左手デバイス「タブメイト」がiPadに対応!
Apple社製のOSなどに慣れていなくてもなんとかなる
Apple社製品に縁遠く、社用スマホとしてiPhoneを支給されたくらいしか利用経験がありませんでした。iPadを購入してから、いろいろと不慣れなことが多く、勉強したいものの、他の作業が優先順位が高くて困っていました。
ちょっと例を挙げるとこんな感じ。
- データがどこに保存されてるのかよくわからない(iPad?MacOS?に不慣れw)
- クラウドにアップしないとパソコン版クリスタとデータのやり取りできない(やり方あるのかも)
WindowsPCにiPadを繋げることで、iPadを視差が小さく筆圧感度の良い液タブ化することでMacOSの影響を下げてひとまずの作業効率を上げることができるようになりました。まぁかなりもったいない使い方になってるのは自覚しています(´_ゝ`)
重要なのはどんどん作業を進めることで、合間にApple社製品への理解を深めていこうかなぁという風には思っています。
iPad Proなら、視差の少ない液晶タブレットとして使える!
前述の通りiPad、特にiPad Proを液晶タブレットとして利用すると、純粋な液晶タブレットよりも使いやすかったりコスパが良かったりもします。
例えばWacom社製の液タブとしてCintiq,Cintiq Proなどが候補に挙がります。これらは画面の大きさや視差の少なさ、色の表現力などでグレードに差があります。
この中で視差の少なさについては、Cintiq Pro(液晶タブレット最上位機種)を凌ぐという評価をしている人もいます。このCintiq Proは価格が13.3インチサイズで12万円ほど。iPad Proは最新世代12.9インチサイズで18万円ほど。そこまで最新じゃなくても大丈夫という人はそこから数万円のディスカウントが期待できます。
そう考えると用途によっては割と良い選択肢になりうるかも。
- 持ち歩くことを検討するならiPad (iPad Pro)
(家ではノーパソと接続して液タブ化) - 家で据え置きにするならCintiq(Cintiq Pro)
という住み分けができるかもしれませんねぇ。
楽天リーベイツへ登録しておくと1%楽天ポイントが付くのでお得です。
まとめ
この記事が役に立つかどうかは、持っているデバイスや、これからやりたい事、用途によります。
WindowsPC+iPadの接続による液タブ利用という記事があまり見当たらなかったので参考用にメモり、投げておくものです。
みなさまの行く末によりお絵描きライフがあらんことを。
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