突然ですが、僕はお尻が大好きです。
お尻の曲線美や質感ってすごく魅力的なものだと思うんですよ。
ということで先日『尻博』という展覧会に行ってきました。
尻博2023の概要
尻博を解りやすく行ってしまえば『お尻』をテーマ・モチーフにしたいろんな創作物の展覧会です。
原始美術の時代から様々なアーティストが魅力されてきた、性別の垣根を越えて存在する人類の原点にして永遠のモチーフ、「お尻」。近世でも西洋絵画においてルーベンスやルノワール等多くの画家が肉感的な筋肉表現、官能的象徴、バロック的な量感表現手法のモチーフとして描き、江戸では葛飾北斎をはじめ数々の有名絵師たちが春画において艶かしく描いている「お尻」。第4回目となる「尻博2023」もイラストレーター・絵画・フォトグラファー・モデル・立体造形等の様々な作家達が現代的解釈においてそれを表現する。尻博では恒例となった美南ナミによるフォトブースも展開する。
[公式サイト紹介文より]
男性も女性も、お尻って魅力的に感じる人が多いのではないでしょうか。
美術作品でも強調されてることも多いですし、何より単純にお尻って最高!と僕が思ってます(笑)
この展覧会は、動画や写真,絵画,立体造形でお尻の良さを伝えるものです。
ここからは感想と共にそれぞれのジャンルの雰囲気などを紹介していきたいと思います。
尻博2023の感想
展覧会です、と紹介していますが展覧会という言葉が正しいのかも知らないレベルで芸術と縁がない人間です(笑)。
会場は神保町にある文房堂という老舗画材屋さんの4Fにあるギャラリースペースで開催されています。
(エレベーターでしか上がれません。階段使って迷ってる人が散見されました。)
エレベータを上がると、受付前です。
あちらからご覧くださいと案内を受けたので動画コーナーから見ることにしました。
尻博の動画
コーナーに立った瞬間、着エロ感を感じました。
しかもかなりフェチものの。
いや実際そういう風に観ても許されると思います。
だってお尻の魅力って性的な物があるのが前提みたいなとこありますし。
でも内容は完全にお尻にフォーカスしています。
しれっとM字開脚が混ざってる、とかもありません。
(会場内で流れてる動画を見る限り)
お尻の弾力や張りを伝えるもの、日常風景に混ざり込むお尻を撮影しているもの、いかにお尻を魅力的に映すかに極振りした撮影アングルなど、どうしてもエロスを感じるものの創作者の真剣さも感じられました。
というか撮影者の魅力を伝えるための発想やアングルも凄いし、モデルさんたちのお尻含めた身体の完成具合が凄かった。あれは努力してないとできない美尻だ。
今回は販売されている動画作品の購入はしなかったのですが、今思えば作画資料として買っておけば良かった。
魅力的なお尻を描きたい人間からしたら最高の資料だ。
記事執筆時はまだ開催期間中だからもう一回行って買おうかな……。
尻博の写真
一番多かったのが写真展示です。
こちらもかなりのエロスを感じつつも、「写真撮る人ってスゲェ」「モデルさんの努力すげぇ」と感心するものが多いです。
動画との違いは、魅力を伝えるための表現方法の違い。
動画では一連の流れを使ってお尻の魅力を伝えようとしているのに対し、写真ではライティングや、お尻の魅力が最高の瞬間に閉じ込められたような、瞬間を捉えた内容が多かったように思います。
写真作品は表面にパネルがあるので、僕が撮影したものだと良さが伝わりにくいかもしれません……実際に見に行こうね!
ちなみにモデルさんがなまめかしい表情でこちらを見て……とかもありません。
基本的にモデルさんは顔が写らず、写っても後ろ向きです。
本当に「お尻に真剣」です。
またこれは僕のフェチなだけですが、衣装ではボンテージ物が動画作品よりも多かったです。
ボンテージというものは、素材感や質感がお尻の魅力を際立たせるのに一役買う存在なのかもしれません。
ちなみに僕は写真集をいくつか買いました。
最初は展示を眺めるだけのつもりで行ったんですけど「資料として最高だぞおい!」という心の声と「お前の好きなお尻とボンテージだぞおい!」という心の声に秒で屈しました。
本当に「エロスもあるけど、美しさが凄くてずっと眺めていられる」という作品が多かったです。
男性モデルのお尻
写真展示と立体造形展示では男性モデルのお尻もありました。
これがまたスゴイ。
同性から見ても美しい尻です。
筋肉質でゴリゴリとかいうわけではなく、引き締まっていてなおかつ柔らかさを感じます。
これが男の「美尻」か……!!
カッコいいモデルさんや俳優さんを見た時の「あぁ、僕もこんな風になりたいなぁ」というのと同じく「こんな尻になりたい」という気持ちが凄かったです(笑)。
ところで女性からみて魅力的な男性のお尻ってどんなのなんでしょうね?
男性目線だとなかなかわかりません。
そのうち調べてみたいと思います。
男性のお尻にフォーカスした写真や動画ってあまり目にする機会がありません。
(そういう界隈があるのかもしれませんが)
なので作品数は少ないものの、とても刺激を受けました。
尻博の絵画
※絵画ゾーンは撮影禁止と伝えられていたので写真はありません。
全然詳しくないのですが、油絵がほとんどなのかな?
他の展示と比べてエロス、というか官能的な表現を表に出したものが多かったです。
動画や写真とはちょっと毛色が違う感じです。
魅力的なお尻をえがく、というよりもお尻からインスピレーションを得て制作した作品、というのでしょうか。
これはこれで絵画じゃないと表現できない方法なのかもしれないなぁと思えました。
尻博の立体造形
男性と女性のモデルさんを3Dスキャンして、木材から5軸マシニングセンタで削り出した作品が2点設置されていました。
「木材にしてるけど、ほぼ寸分違わずモデルさんのお尻を持ってきました」ということです。
いろんな角度からお尻を眺めるという鑑賞方法もありますが、受付でお願いすると手袋をいただけて装着することで触って楽しむことができます。
まずは女性のお尻を触ってみました。
ゴメンナサイ、普通にエロス9.5割で触ってました。
これは完全に性に抗えなかったです。
すげぇ良いお尻。
次に男性のお尻も触ってみました。
(撮影忘れてた……)
触る前に正直「この感じで男の尻を触るのか……」と躊躇しました。
自分の倫理観と共に、周囲の人の視線が気になるというのもあります。
しかしそうそう「男の美尻を触る機会」なんてありません。
ここは意を決して触ることにしました。
……最初に感じたのは「硬い!」ということ。
女性モデルさんのお尻を触ったときは滑らかさとか柔らかさをひたすらに感じ取っていたのですが、男性モデルさんのお尻を触ると同じ木材を使っているハズなのに硬さを感じました。
不思議です。
これにはかなり驚きました。
お尻というのはその形状にかなりの情報量を詰め込んでいるのかもしれません。
もしくは3Dスキャンと5軸マシニングセンタによる再現の凄さか。
ぜひとも実際に体験して欲しいです。
尻博全体の感想
尻博の存在を知ったときは、単純にお尻の魅力に惹かれていて、割と近いところに用事があったので寄ってみた感じです。
公式サイトに行くと最初にドドーンと表示されるボンテージを履いたお尻の山脈にやられた人間です。
正直ちょっと鼻の下を伸ばしながら行きました。
実際に行ったところ、もちろんエロい目線でも見てしまうのですが、眺めていてなんというんだろう、癒される?感じが強かったです。
不思議です。
主催者の意図がどっち寄りなのかはわからないですが、「エロい」と共に「美しい」を感じ取ることができる展覧会でとても刺激を受けました。
刺激を受け過ぎて友人たちに「こんな展示会に行ってきたぞ!すごかったぞ!」と言いまくって引かれまくりました。(´_ゝ`)
これが胸の展覧会とかだと母性がどうこうとかあるのかもしれませんが、ここでは『純粋なお尻の美』を全身に浴びてきた感じでした。
いやぁ、勇気を出して行ってみて良かった……!
神保町(というか東京)がおもしろそう
ギャラリーとか個展とかはほとんど行ったことがありません。
社会人独身期間が無いまま20代を終えたのが原因のひとつかもしれない。
なんにせよ神保町という場所自体、初めて歩いてみた。
「すげぇ、本当に本の街があったんだ……」と感動しました。
歩いているだけで映画やアニメに出てきそうな個性が澱んでるようなお店()がいっぱいでした。
書店の他にも、今回伺った文房堂さんのような芸術方面のお店も多そうです。
そして東京は狭いので、歩いているとすぐに他の聞いたことがある濃ゆい街に辿り着きます。
うおぉ、東京おもしれぇ……!
僕は関東で生まれ育ち、東京にある大学へ通いましたが、ほとんど東京の文化?に触れることなく(秋葉原は行った)他の地域へ引っ越して10年程過ごしていました。
あぁ、なんともったいないことをしていたんだ……!
学生の頃にもっと東京という濃い場所を歩いていたら、いろんな刺激を受けられたのに!
という想いがとても強く湧き上がってきましたが、まだ今の年齢で東京の面白さに気が付けたのは良かったのかもしれません。
これからは神保町もですが、東京のいろんな街を巡ってみたいと思いました(´▽`)
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