
チューブレスタイヤのビードがうまく上がらないよ!
チューブレスタイヤって乗り心地どうなの?
という方向けの記事です。
こんにちは、染次朗です。
今回は先日手に入れたニューホイール『DT SWISS PR1400 DICUT db 21』がチューブレスレディ対応なので、ボロボロになったクリンチャータイヤからチューブレスタイヤへ換装しました!
ホイール交換のインプレはこちら。

本記事の内容
- 新タイヤはIRCのFORMULA PRO TLR S-LIGHT
- チューブレスレディタイヤの取り付け方法
- 劇的変化!チューブレスタイヤ最高!
新タイヤはIRCの『FORMULA PRO TLR S-LIGHT』
新しいタイヤは、IRC(Inoue Rubber Co.,Ltd:井上ゴム工業)の『FORMULA PRO TLR S-LIGHT』というタイヤです。いままで使っていたのは、最初からついていたSCHWALBE(シュワルべ)のタイヤ。名称は謎。
選んだ理由は値段と耐久性。
なんでも耐久性が大幅にアップしたタイヤなんだとか。できるだけ長く使ってハイコストパフォーマンスを得たいのでこれにしました。
チューブレスレディタイヤの取り付け方法
それでは苦労して取り付けたチューブレスタイヤの取り付け方法をご紹介します。
タイヤをハメる
まずはホイールにタイヤをハメましょう。
簡単なようですが、気密性が求められるためかクリンチャータイヤよりも硬めで、ハメづらいことが多いそうです。
まぁこれもホイールとの相性次第。
ハメやすい組み合わせもあれば、苦労する組み合わせもあります。
チューブレスタイヤ用タイヤレバー
安いので保険で持っておくことをオススメします。
僕は前後輪ハメるときに2~3回使いました。とりあえず持ってて損はないかなと。安いし。
タイヤのビードが上がらない!
噂に聞いていたとおり!全然上がらない!
ビードというのは、タイヤをリムに固定するという役割を担う部分。タイヤの縁ですね。空気を入れることでビードを持ち上げ、ホイールの溝にハメるのですが……ビードを持ち上げるためには次のような方法があります。
チューブを入れて空気を入れ、持ち上げる
タイヤとホイールのスキマを減らして、勢いよく空気を入れて持ち上げる
今回はチューブレスタイヤなので、もちろん1番は使えません。(非常時にはつかえるけど、普段からやるならチューブレスの意味がない)
勢いよく空気を入れるには3つの方法があります。
- 超高速でポンピング
- タンク付きポンプを使う
- CO2ボンベを使う
超高速でポンピング
まずは普通のフロアポンプで空気入れ。
身構えてヨーイのドン!で超高速ポンピングです。30秒が限界の技です。
シャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコ……
ダメです。超頑張ってる横で、『ぷすーー』と頑張った分の空気が抜けていく音がします。グヌヌ。
最近チューブレスタイヤに換装した友人は『フロアポンブで普通にビードが上がった』と言っていたので侮っていました。グヌヌ。
タンク付きポンプを使う
一気に空気を入れると、空気の収支が
入る空気>出る空気
になるので、無理やりではあるけど膨らんでいくということになります。超高速ポンピングでは、この入る空気が少ないということなので、タンク付きポンプを使うのも手です。
だが問題点が。
それはなかなかにお高いということ。賭けに出たくないという人はタンク付きポンプを買うと良いです。僕は貧乏なので賭けに出ました。
CO2ボンベを使う
僕はこの方法を採用しました。
圧縮したCO2ガスの入ったボンベが売っていて、それをタイヤに繋げて一気に解放する方式です。
5本入りとかもあるのですが、念のためボンベを10本買いました。正解でした(※後述)。
あまりは出先の緊急用で持ち運ぶことにします。
それでも後輪のビードは上がりません
あとは石鹸水をホイールに塗って、ボンベでブシュー!これで前輪は上がりました。めっちゃ嬉しい!
でも、後輪は上がる気配がない……。
方々からガスが漏れているようです。
シーラント入れておくと、徐々に上がるようになってきた
ほんらなら空気入れたあとに入れるシーラントですが、ハマっていない箇所から噴き出るのは覚悟でシーラントをぶち込みます。きっとスキマを埋めてくれることでしょう。
ちなみに使ったシーラントはこれです。
中で泡状になってくれるらしくて、効き目がありそうな予感がして選びました。
注入器も使ってます。バルブからちゅーっと注入です。
さてゆけCO2ボンベ!
……
あがらねぇ!それでもビードが、上がらんのだよ!
でも少しは上がるようになってきた。希望は見えてきた!最後の一押し、なにか欲しい!
Twitterで相談してみた
もう、愚痴りたくなってきたので、Twitterではっちゃけました。そしたらいろんなアドバイスをいただけました!
『ホイールを立て掛けずに、横にして入れると上がりやすい』
『タイヤに曲がりクセがついているかもしれない、一度チューブ入れて膨らませて1日待つのも手』
『バルブコアを抜いて空気を入れると良』
などなど……。
とりあえすぐにできる方法を組み合わせて『シーラントを入れて、タイヤをいろんな角度で回転させ、横向きの状態で、炭酸ボンベを使って一気に入れる』で挑むことに。
立った!ビードが立った!
ブベベベ!ブベ!とシーラントを巻き散らかしながらも、先程より良い感触。
タイヤ全体をモミモミして、タイヤのクセを少しでも減らしてみたりする。
再度、炭酸ボンベを突っ込む!頼む!
……
!
なんかこれビード立ったんじゃない!?という感触。慌ててフロアポンプで追い討ちをかける!
あぁ、ちゃんと空気圧が上がっていく……!7barまで入る!立った!ビードが立った!。゚(゚´Д`゚)゚。
ということで、なんとか6本のCO2ボンベを消費してビード上げに成功しました……!
念のために10本買っておいて良かったぜ……!
乗り心地:劇的変化!チューブレスタイヤ最高!
ビードが上がり、タイヤに空気が入ったらさっそく試走です。
テンション上がって、夜中に試走(10分ほど)してきました。
感想。
チューブレスタイヤを履いて10数分乗ってみた感想
— チャレンジャー染次朗📦️ダイエット90→80kg(253日目) (@Somejiro_Lab) August 19, 2020
なんやこれ!違う乗り物やんけ!!(・ω・´;)
平地⇒軽い!
坂⇒軽い!
乗り心地⇒心地よい!
まぁ元のタイヤがボロッボロだったので違いが大きいのかもしれませんが……。
あとは25cから28cにしたのも影響?
まぁとにかく良くなった!
ほんと、違うフレームになったかと思いましたよ。なんというかまろやかなんだけど、言うこと聞いてくれる感じ。
チューブレスタイヤに変えて良かったか?って聞かれたら即答で『良かったです!』と答えちゃいますね、これは。
ホイールもきっと、チューブレスにして真価を発揮しているに違いない。ホイールが喜んでいる(気がする)。
さーてこれで六甲山逆瀬川ルートも踏破しちゃうぞい!!
まとめ:チューブレス化できる人はしちゃおう。ちょっと大変かもしれないけどしちゃおう。
パンク対応とか大変らしいけど、チューブレスタイヤにするとそもそもパンクのリスクも減りますし。
この乗り心地の良さを体感しちゃうと、しばらくクリンチャーには戻れそうにありません。ふひひ。
さぁ、ぜひともチューブレスの世界へ!