先日、気になっていた乗車姿勢を正すために、そしてちょっとした自転車のこだわりを貫くために、昔Y’s Roadで計測した「バイオレーサー1000」の計測結果用紙を引っ張り出してきました。バイオレーサーというのは身体のあちこちを計測して最適なポジションを教えてくれるサービスでして、バイオレーサー1000というのはその一番安いやつです。今だと「バイオレーサーライト」という名前に変わっているようですねぇ。
そして現在乗っている相棒「CANNONADLE CAAD12 DISC」のジオメトリ(寸法表)を探し出してきて、比較しながらあーだこーだしました。
ステムを水平にしたい
ちょっとした自転車のこだわり、と言っていたのがこれですね。水平なステム。
せっかくホリゾンタルフレームにしているので、ステムも水平にしてさらにカッコよくしてやろうと。
え、ホリゾンタルフレームに水平なステム、カッコいいよね?ね!?(汗
でも何も考えずに水平なステムに変更できるわけではなく。
ステム変更の際には「どれくらいの長さにするか」が重要となってきます。てことで先のバイオレーサー1000の測定結果と、CAAD12 DISCのジオメトリが必要になってくるわけです。
基本的にはバイオレーサー1000の測定結果に合うように変更すれば良いのですが、実測しづらい箇所やらはジオメトリを参照しちゃえばいいわけです。
てことで見直していた結果、驚愕の事実が。
今のポジション、合ってない部分がちょいちょいある……!!
なら今回の変更と合わせて修正してしまおう(笑)。
てことで算出した結果、ステム長が現状100mmだったものを水平で120mmにすることに。さらにステムの高さも下げます。
上向きだったステムを水平にするだけで遠くなるのに、さらにステム長も伸びるとは。さらに高さも下げるとは。どれだけ元が窮屈だったのかということです。
ステムを水平にした
で、ステムを購入しました。
ちなみにCAAD12 DISCのジオメトリは、僕の乗る56サイズで73.1°。
17°だと水平になるようなので、17°の120㎜ステムを購入。ヘッド角は自転車にも依りますが、おおよそ17°のものが水平になるので「水平ステム」とそのままの呼ばれ方で売られていることも多いです。
そしていざ装着。

変更前

変更後
おっしゃカッコいいー!(そこ重要)
ステムには安くて質が良いと評判のSHIMANO PROを採用。
これで見た目のこだわりはOKです。

変更前(左右反転してます)

変更後
あんまわからんか!?
まぁオーナーが満足していればいいのだ!!
乗り心地の変化
さっそく試乗です。
とりあえず平地。
「って、こんな変わんの!?ぬはぁぁああああん!」てくらい力を伝えやすくなったように思います。そして長時間乗ってても楽ちん。なんていうかしっくりきますね。乗車姿勢にする、じゃなくて、乗って楽にすると乗車姿勢になっている、という感じ。
あとは登りの感触が変わりました。
なんていうか、引っこ抜く!て感じで登ってたのが波に乗る!て感じで登るようになりました。うーん、我ながら意味不明な説明(笑)
とにかく、ステムって安く買えられる部品なのに、ちゃんと修正するとこうも違うんだなというのを実感しました。
よく「ホイール変えると安いのに違いが判るよ!」と言います。僕もホイール変えてみたい。変えたことのない人間が言うのもなんですが、ステムもホイール並みに変わるんじゃないんでしょうか。それともホイールはこれ以上に違ってしまうものなの!?恐ろしい!
ちょっとポジションで悩んでる人は、とりあえずバイオレーサーやって、ステム長や角度を確認してみることをオススメしますよー。