固定ローラーを導入してみました。

1週間くらい使った後、後ろのタイヤが平らになっていることに気が付く。
え、これって固定ローラー使う前から?後から??
このままタイヤが削れると実走時に影響が出るので、対策を取ってみました。
固定ローラーでタイヤが削れる仕組み
タイヤドライブ式という固定ローラーを使うと、タイヤが多少なりとも削れてしまうそうなんですね。タイヤドライブ式がどういう物かというと、タイヤにローラーを押し当てて負荷を加えるという物です。
ローラーとの摩擦で実走時よりも著しく早くタイヤが消耗する、というお話は聞いておりました。
しかし1週間で……?ほんとに……?
いやでもそうなら、早急に手を打たないとタイヤ消耗しきって外走れなくなってしまう!
それにタイヤが摺り減っていないか毎日気になって、トレーニングに身が入らない!
てことで定番とされる対策を確認し、試してみました。
- 固定ローラー押し付け具合の確認
- 固定ローラー専用タイヤセットの導入
定番の対策1:固定ローラー押し付け具合の確認
- 固定ローラーの押し付けない方がタイヤが削れないかな?
- タイヤの空気圧下げた方がタイヤが削れないかな?
これは両方間違いだそうです。
適正な空気圧(7barとか)にして、上記の写真くらいにタイヤが凹むくらい固定ローラーを押し付ける方がタイヤも削れず、またメーカー推奨方法でもあります。説明書にも書いてあります(笑)。
ということで押し付け具合とタイヤ空気圧確認。問題なし!
次にタイヤ減り対策に定番追加アイテムの購入を決意。
定番の対策2:固定ローラー専用タイヤセットの導入
固定ローラーには専用タイヤというものが販売されています。
固定ローラーとの摩擦に耐えられる「耐摩耗性」、不要な溝を廃した「スリックタイヤ」、間違えて実走で使わないように「色付き」であるなどの違いがあります。室内仕様なので実走では禁止なのです。滑るし劣化しやすくなります。
この固定ローラー専用タイヤ、利用は必須ではありませんが固定ローラーを使う人々の間ではトレーニング用タイヤの利用は当たり前です。僕は初期投資でケチりました。その結果がこれです。
なおトレーニングの度にいちいちタイヤを交換するのは現実的ではないため、1万円程の支出で安価なタイヤ,スプロケセットを購入し、タイヤセットごと交換するのがスタンダードになっているようです。
最安のタイヤセット組み合わせ
ということで専用タイヤセットについて。最初からすでにセットになってるこれが一番安いと思います。たぶん。
11Sの11-28Tのものをとりあえず貼りましたが、10S・9Sのもの、11-25Tのものもリンク先にあります。
ディスクブレーキモデルはどうすれば良い?
ちなみに僕のロードバイクはディスクブレーキモデルですが、固定ローラー用ホイールセットはディスクブレーキ対応させる必要はありません。
負荷が掛かっているので、漕ぐのやめれば数秒で止まります。むしろ固定ローラー使用中にブレーキを掛けるのはご法度です。ディスクブレーキモデルのひとはダミーローラーを挟んでおくのを忘れないようにしましょう。
結果:いろんな効果があった
専用タイヤセットを導入した結果、いろんな効果がありました。
まずは当初目的のタイヤ減り。気にせずローラー台トレーニングができるようになりました。実走タイヤとの住み分けはやはり必要ですね。
副次的効果で騒音も抑えられました。固定ローラーでは溝が不要なためスリックタイヤになり、またつやつやした感じになっているので(あいまい)、発生していた主に高音域の音が削減されたと思われます。
さらにはタイヤセットを交換する頻度が増えることで、ホイールの着脱に慣れてきました。これは輪行のちょっとした練習にもなるかもしれない?
後輪を外す機会が増えると、チェーンやスプロケの汚れにも敏感になります。清掃頻度も上がった気がしますね。
まとめ:固定ローラー専用タイヤセットを導入するのは大前提
これはもう固定ローラーにはあって当たり前、という感じでしょう。固定ローラー買うなら専用タイヤを買う。もしくはダイレクトドライブ式のローラー台を買う。静穏性を兼ね備えたローラー台ならこの2択でしょうかね。
静穏性といえば、固定ローラーにはさらにもう一つ必須と言えるアイテムがあります。
今回の専用タイヤセットでタイヤの摩耗と高音域の騒音からおさらばしました。固定ローラーの騒音は、残すところ低音域の騒音。これについてはブルカット2という振動騒音カット定番アイテムで対応可能です。
