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静音×高性能を両立したBTOパソコン – サイコムで組んだ実際の使用感を紹介

静音PCを選ぶならサイコム一択? 実際に使ってわかった魅力と実力

静音PCを探している人にとって「高性能と静穏性の両立」というのは大きな悩みだと思う。

僕はPCファンの音が気になって仕方がなく、例えば高負荷ゲームをプレイするときに感動的なシーンでファンが高速回転してると気が散ってしゃーないです。常々「高性能で静かなPCが欲しい」と思っていました。

そして1年半前くらいに「おっし、配信活動もするぞ~!」と思い至ったので、ゲーム配信にも耐えうる静音PCを求めてさまよい始めたのです。

そしてたどり着いたのが、BTOパソコンメーカーのサイコム(Sycom)さんです。

今回は、実際にサイコムさんで静音PCを購入・使用し1年が経過したので、その魅力や使用感、購入時のポイント、障害者割引制度についてまで、実体験を交えてご紹介します。

静音高性能PCの用途(僕の場合)

僕が1年前くらいに高性能PCを欲した理由は「配信活動をしたいから」でした。

リアル配信でもバーチャル配信でも、雑談配信であれば性能は「ちょっといい程度」で問題ないと思います。ただゲーム実況配信をしようとすると、途端に欲しいスペックが上がります。特にグラボですね。

また動画制作もしていますが、クオリティアップを目指したいのとエンコード中のエラーを無くしたいので、使用ソフトの変更(AviUtl→Adobe Premiere Pro)を検討するとそちらでもハイスペックPCが欲しくなります。

最近では3Dモデリングも行なっています が、これが一番「ハイスペックPCじゃないとヤバい作業だと感じています。

ただこういった高負荷な作業をするとパソコン内部が高熱になり、それを冷ますためにファンが全力で回ります。僕はかなり雑音に弱い(人混みではデジタル耳栓を使おうとするくらい)ので、集中して作業しているときにファンの音はかなりシンドイものがあります。

ただ、僕は自作PC界隈から離れて久しい(15年くらい?)ので、最新の型式とかには詳しくありません。静音PCを組むにあたり必要な事(どのケースだとどのファンが入って、静音と性能を両立できるラインはどのあたりで、電源は最低どれくらい必要で、相性がどうで……)といったことをもう一度調べ直す気がしません。

そこで静音に特化したBTO(選択肢から性能を選んで半オーダーメイドできる受注生産PC)のメーカーを探して丸投げしようと画策しました。そこで目を付けたのが「サイコム」さんです。

サイコムとは?

サイコムは埼玉県に本社を置くBTOパソコン専門メーカーです。ユーザーの好みに合わせて細かくカスタマイズできるのが特徴で、特に静音性や冷却性能にこだわったモデルに強みがあります。公式サイトでも”静音PC特集”などが組まれており、他社と比べても圧倒的に静音志向のパーツ選択が豊富です。

静音PCに求められる条件とは?

静音PCにおいて重要なのは、以下の3点です。

  1. 静音ファンの採用
  2. 静音ケースの設計
  3. 振動対策や高品質な電源ユニットの使用

特に冷却性能と静音性を両立させるのは難しいため、PCメーカーの設計力が問われる部分です。

サイコムに決めた一番の理由は「Silent Masterシリーズ」を知ったことでした。
Silent Masterシリーズは空冷での静音に特化していて、ケース内には吸音材が貼られていたり、僕でも知っていた「Noctua」という最上級の静音ファンが標準で使われていたり、グラフィックボードには専用設計したオリジナルファンカバーにNoctuaファンを取り付けた物が選べたりと、静音への本気度を断トツで感じたからです。

高性能なグラフィックボードはとても熱を持ちます。それをオリジナル専用カバーで、いかに静かに効率よく冷やすか、というところをしっかり検証しているので、必然的に他の部分への静穏性アップへの信頼性が上がりました。

実際に使ってみての感想:静か過ぎてモニター消してると点いてるかわかんないときがあるレベル

僕がサイコムさんで購入したPCの構成は以下の通り。(2024年購入)
※スペックをコピペしたので細かく聞かれてもよくわかってないかもしれない。


【Silent-Master NEO B650A】

  • CPU: AMD Ryzen 9 7900X [4.7GHz/12コア/24スレッド/TDP170W] Raphael搭載モデル
  • CPUクーラー: Noctua NH-U12S
  • マザーボード: ASUS TUF GAMING X670E-PLUS WIFI
  • ケース: CoolerMaster Silencio S600+前面ファン [Noctua NF-A14 FLX]+背面ファン [Noctua NF-S12A FLX]
  • グラフィックボード: GeForce RTX4060Ti 16GB Sycom製Silent Master Graphics RTX4060Ti 16GB
  • 電源ユニット: Antec NeoECO Gold NE750G M [750W/80PLUS Gold]
  • ストレージ: SSDの1TBと2TB

使用していて特筆すべきはやはりその静音性。
起動時からとにかく静か。低負荷のときは「本当に動いてる???」ってちょっと不安になることもある。マジで。

静か過ぎて、モニター消したら「スリープモードにしてたっけ?」て勘違いする。
購入当初は実際何回か「スリープモード解除できないな―」とかやってた。モニター消してただけなのに。

ファンの音が本当に嫌いなのでノートパソコンも比較的静かなのを使ってたんだけど、サイコムさんの静音PCが静音過ぎて、ノートパソコンがうるさく感じ始めてちょっと困るレベルw

高負荷作業(ゲームしながら配信したり、動画編集したり)で、普通に組んだデスクトップPCの音くらいじゃないかな。モンスターハンターワイルズのゲーム実況配信とかしたけど、パソコンの音は全然気にならなかった。

モンスターハンターワイルズのベンチマーク結果。
※実際には配信の負荷もあったからか、グラフィックプリセットを中にしないとではあった。

1年以上使っていてエラーが起きて落ちたりっていうことはほとんどない。とても安定しているので、たぶん良いパーツを組み合わせてくれているのだろう。静音性での信頼性がめちゃくちゃ上がっているので、そもそも適当にパーツを組まれたのではないはずだという安心感もスゴイのだ。実際困った点はない。

カスタマイズの自由度が高い

サイコムというかBTOパソコンの魅力は、カスタマイズ性。

静音を最重視した構成もできるし、静音ちょっと捨てて高性能に振るとか、ユーザーの使い方に応じて最適できる。

とはいえ、Silent Materシリーズなら静音性の高さは確約されているようなもの。
高性能に振った場合は、ちょっとパーツ価格の上り幅が大きいかもしれないけど、それだけの価値はあると思える。

あと後ほど上位パーツが出た場合は、パーツを発注してサイコムさんにパソコンを送れば交換作業もしてくれるらしい。たしかパーツの下取りもあったかな?

静音に特化させてるのでパーツの配置が特殊になっていたりもしそうな気がするし、替えが効きづらいとは思う。こういった点を投げられるのはサポートがしっかりしているという評価に入れて良いのではないかなぁと思う。

僕もそのうち、さらに上位スペックのグラボに換装しようかなぁとか画策している。

障害者割引の制度があるのも嬉しい

サイコムさんでは【障害者割引】制度があります。これは非常に珍しい取り組みで、他のBTOメーカーではほとんど見かけませんね。

  • 身体障害者手帳
  • 療育手帳
  • 精神障害者保健福祉手帳

これらの手帳をもっている方であれば、等級に関わらず8%の割引をしてくれます。
パソコンのような高額商品での8%引きは……でか~い……!!!

障害者手帳をお持ちの方は、静音性に関係なくパソコン購入先として魅力的です。
割引分でスペックを上げるも良し、節約するも良し。

公式サイトトップの下の方にあるキャンペーン情報付近に障害者手帳を用いた具体的な購入方法が記載されているので、活用される際はよく読んでくださいね。

メリットとデメリットまとめ

メリット:

  • とにかく静か
  • 高品質なパーツ選択が可能
  • カスタマイズの自由度が高い
  • メーカー名が明示されていて安心
  • サポート対応が丁寧
  • 障害者割引制度あり

デメリット:

  • 値段はやや高め
  • 納期が少しかかる(受注生産のため)
  • 店舗がない(オンライン注文が基本)

まとめ:静音PCを本気で探しているならサイコムを検討すべき

PCの雑音に悩んでいるなら、サイコムの静音PCは選択肢のトップに据えて良いと思う。

「買ってよかった」「これからもサイコムを使いたい」と素直に思えるほど満足度の高い製品・メーカーでした。デスクトップパソコンはマジでサイコムさんを選び続ける。他の買って音が気になったら余計にストレスやばそう……w

ノートパソコンはサイコムさんで取り扱っていないので、楽天リーベイツでポイントが付くマウスコンピュータさんが最初に選択肢に入るかなぁ。他にもお得だったりコスパの良いメーカーさんを調べてみたいところではある。

ということで静音性、品質、障害者割引制度と、ここまでいろいろ揃っているBTOメーカーはなかなかありません。高性能な静音PCの購入を考えているなら、ぜひ一度サイコムの公式サイトを覗いてみてください。

ちなみに:
音に敏感で普段の生活でも雑音に困っている方は ≫デジタル耳栓のレビュー記事 も書いているので、そちらも参考にしてみてください。

こんな人におすすめ

  • 夜中に作業することが多いクリエイター
  • HSPなどを含む、音に敏感な方
  • 高品質なパーツにこだわりたい人
  • 障害者手帳を持っていて割引を活用したい人

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