と思ったので自作しました。
撮影ブースが欲しい!
製作や購入したモノの撮影をしたい機会が増えてきたので、撮影ブースが欲しくなりました。
大型サイズの撮影ブースが欲しい!
撮影ブースって「大は小を兼ねる」系の物だと思うんです。
小さくて撮影できないパターンはありますが、大きければ撮影対象を複数個並べるとか、他の物と組み合わせて撮影するといった撮影方法の幅が広がると思うんです。
『撮影ブース 大型』で検索したところ、80cm四方のボックスタイプがメジャーなようです。
このくらいのサイズがあると良いですね!
省スペースの撮影ブースが欲しい!
大型の撮影ブースだと気になるのが、設置場所や保管スペースの問題。
どうしても大きくなってしまいます。
市販の大型撮影ブースを見てみると、ボックスタイプか、ポールから撮影紙を垂らすタイプの2択です。
ボックスタイプ
ボックス型は反射光が四方から跳ね返ってくること、部屋の照明が影響しないことがメリットでしょうか。
デメリットは組み立てがめんどくさいこと。
ポールから撮影紙を垂らすタイプ
比較的安価に大型撮影ブースを構築できるのがメリット。
デメリットは不安定になりがちなのと、三脚の分、置き場所が撮影スペースより大きくなりがちな点。
そして組み立てが地味にめんどくさいこと。
グリーンバック用の撮影布を使えるようにしたことありますが、撮影のたびにポールの組み立てするのって地味にメンドイです。
据え付けにしてしまうなら、安価だしありだと思います。
撮影に使う机とかを用意できるなら、普段は背景紙だけ外して保管しておけばいいかも。
(僕の場合は、机の上にいろいろ置いちゃって、撮影のたびに片づけなきゃいけなくなるのがめんどうで撮影頻度が落ちる未来が想像できてしまうので断念ですw)
簡単に折りたためるようにしよう
どちらのタイプでも共通するのが、組み立てがめんどくさいというデメリット。
撮影ブースを展開してそのまま放置できれば良いんですが、80cm四方の物を置いておくのってかなり撮影頻度が高くないと邪魔なんですよね……。
ネットの海をしばらく彷徨ってみましたが、これらの条件を満たしてくれる撮影ブースが見当たりませんでした。
ということで、簡単に折りたためる大型撮影ブースを自作します。
撮影ブースの作成計画
撮影ブースに最低限必要な要素は、以下の通り。
- 背景紙
- ライト(光源)
背景紙
背景紙は、撮影するターゲットの後ろで土台と壁の境目を消したり、光を反射させる用途で使います。
材質によっては影を増やしたりテカったりします。
今回はこれを購入しました。
PVC素材(プラスチック)にしたのは、以前布製の背景紙を使ってみたところアイロン掛けが必要だったり、重かったり、影ができにくいように設置するのが手間だったりとデメリットが大きかった為です。
PVCだと折りたためはしませんが、巻き取ることができ、折り目ではなく巻き癖が付きます。
その辺は設置するときに固定しちゃえば問題ないだろうという算段です。
あと汚れた時に拭き取ればだいたいは綺麗になります。
ライト(光源)
一般に撮影ブースでは、ライトは均一に光を放つ物が好まれるようです。
また数を増やして光源の方向を増やし、影を消したり雰囲気を調整したりといった使い方が可能になるようです。
僕は専門家じゃないので、メインにデスク用の可動式ライトを使うことにします。
デスクを均一に照らして、いろんな高さや位置,角度に調節できるということでコチラを選びました。
一応ライト単体のレビューもしてみました。
簡単な折りたたみ方法
設置の簡易さから、背景紙を垂らすタイプを採用するのが良さそうです。
サイド方面は、必要に応じてライトを増やせば対応できそうです。
その方が光源の位置を調節できるので撮影の自由度も高くできそう。
壁付け式
背景紙を垂らすタイプではポールを組み立ててそこから背景紙を固定することが多いですが、ポールの脚部分がスペースを取ったり、不安定で撮影のポージングしてる間に倒れてきそうな気がしたりと、改善したい部分が多いです。
背景紙を取り付ける軸部分や撮影対象を置く場所を維持したまま折りたためる用すれば解決します。
ホワイトボードを2枚使って、開閉するようにするのが良いのではと思いつきました。
- 鉄板が入っているので磁石で撮影ターゲットを固定できる
- 折りたたんでるときはホワイトボードとして活用できる
- ホワイトボード2枚重なってる分には邪魔になりにくい
このホワイトボードを使えば、最低でもW90cm×D60cm×H60cmの撮影ブースが作れます。
今回はやりませんでしたが、撮影紙を垂らす部分を新たに作れば、高さはもっと増やせます。
ホワイトボード2枚買うと1万円を超えてしまいますが、ホワイトボードと撮影ブースを買ったと考えると安く感じます。嘘です、ちょっと高いです。
うまくやれば1枚でも済むかもしれませんが、2枚の方がおもしろい撮影ブースができそうだったので試してみたいという好奇心が勝ちました。浪漫枠です。
撮影ブースを自作する
完成品がコチラ。
収納時は、展開時写真の上にあるポール(100均)にPVCシートを巻き付けて保管します。
巻きつけるときには結束バンド(簡単に解除できて繰り返し使えるタイプがある)を使うのが便利です。
ホワイトボード型撮影ブース:材料
- ホワイトボード(2枚)
- ディアウォール(2セット)
- 2×4材(2セット)
- その他木材
- ホワイトボード固定用枠(幅4cm・厚さ2cmのものにしました)
- ホワイトボード展開時の固定脚(端材の組み合わせ)
- 金具類
- 90°固定用金具など(2か所で使用。4つずつ)
- パッチン錠
- L字金具(適量)
- 長蝶番
作業
ホワイトボードの加工
ホワイトボードの周りに木枠を付けます。
蝶番とか脚、パッチン錠を付ける目的です。
良い感じのサイズの木枠を作って、ネジで固定します。
ホワイトボードはアルミと鉄板で出来てて上部なので、多少ゴリ押ししても問題ないです。
これをホワイトボード2とします。
ホワイトボードの取り付け
ディアウォールとかを使って、2×4材を立てます。
そこにホワイトボードを縦に固定します。
撮影ブースとして使いやすい高さに固定してください。
これをホワイトボード1とします。
ホワイトボード1に、ホワイトボード2を蝶番で固定します。
このときホワイトボード2が不安定になるので、ダンボールとかで台を作っておくと良いです。
僕は適当な棚に雑誌を重ねた上に乗せて作業しました。
パッチン錠を付ける
ホワイトボード1とホワイト―ド2が閉じれるようになったと思います。
そこにパッチン錠を付けて、閉じた状態で固定できるようにしましょう。
脚を付ける
ホワイトボード枠と同じくらいの幅で暑さが半分くらいの木材で脚を作ります。
たぶん1×4材とか呼ばれてるんだと思います。
これを蝶番で固定します。
脚は時間が経ってから追加したので、まだ写真を撮影してません。
撮影したら載せます。
背景紙置き場を付ける
2×4材の邪魔にならない所に金具を付けて、背景紙が置けるようにしましょう。
ポール(100均)にPVC背景紙を結束バンド巻きつけて固定し、金具に乗せて保管します。
天井の高さにもよりますが、何色かの背景紙を保管できるようになります。
完成したブースで撮影
ブースができたら撮影しましょう。
撮影した写真はブログ記事で多用していますが、こちらの記事が数多いので参考になるかと思います。
やはり撮影ブースがあると良いですね!
部屋が汚くても綺麗な背景の写真が撮影できます()
いろんな雰囲気作りもし易いです。
商品撮影などにも活用しやすいです。
そして壁付けの折りたたみ式にしたことで、普段の生活で邪魔になることは全くなく、使いたいときはすぐに準備できるので撮影頻度はむしろ上がりました。
簡単に折りたたみできる大型撮影ブースが欲しい方はぜひホワイトボードを活用してみてください!(´_ゝ`)