人によってはめちゃくちゃQOL上がります。僕は活用しまくってます。
![](https://somejiro-lab.info/wp-content/uploads/2024/12/plaudnote_03.jpg)
今回はAI技術を使った製品のレビューです。購入から1年です。
”PLAUD AI”というボイスレコーダーを購入してしばらく放置。今年の中旬頃から本格的に使い始めました。解説します。
ちなみに新製品も予約購入しており、その出荷連絡メールが来たのがレビューのキッカケです。
PLAUD AIとは?
ボイスレコーダーがAIと連携して、録音内容の文字起こしや要約、マインドマップの作製をしてくれるという製品です。概要は公式サイトを見るのが一番いいと思います。
購入経緯
僕のメイン用途は「脳内でごちゃごちゃしてる考え事を、思うままに喋ってそれを要約してもらう」というものです。
紙にマインドマップ的な感じで思うままに書き連ねたりもしますが、書いてるうちにどんどん違う方向に行ってしまったり、「書く」というアウトプット行為に時間がかかって大事な部分が抜け落ちていったりするのがとても嫌でした。
その対策としてボイス入力を数年前に試したところ、認識レベルがまだ低くとても使えた物じゃありませんでした。
近年ボイス入力の精度が上がってきたという話を聞いたので再度挑戦してみたところ、今度は喋ってる内容の書き起こしを整理するのに割と手間がかかり、あまり実用的でないことが解りました。
さてどうしたものかと思っていたところにPLAUD AIが発売となったので「これは使えるのでは」と飛びついたのが購入経緯です。
機能
スイッチを押したら録音開始。スイッチを押したら録音終了。本体の操作は非常にシンプルです。
他についているのはモード切替スイッチのみです。ここで選べるモードとは、スマホに付けて使うか否かを選ぶものです。このモード切替スイッチは上下に切り替えて操作を行いますが、特に刻印が無いのでどっちがどっちのモードだか判らなくなるのが困りものです。最近やっと覚えてきました(記憶力皆無)。
録音したデータは、スマホアプリを起動すると転送され、クラウドにアップされます。そのクラウド上でAIを用いた文字起こしや要約、マインドマップの作製が可能です。
1時間の録音データをAIにぶん投げて成果物が返ってくるのは数分です(今度計ろう)。
AIにぶん投げる録音データの時間がプランによって決まっていて、足りない分は都度追加購入、という形式です。(後述)
文字起こし
文字起こしの精度はなかなか高いです。もちろん訳わからん文になってる箇所もあるんですが、全体流し見して「あ~ここはこんなこと言ってたな」というのがすぐに解る程度です。文字起こしした段落ごとに、その部分がおよそ何分経過した部分の文字起こしなのか表示されています。詳細が気になる部分をテキスト上で探して、その部分を音声データで聴き直すという使い方もスムーズに可能です。
要約
要約についてはディスカッションやレポートなど、いくつかの種類に応じた要約を選択できます。選んだ種類に沿った要約がされて、それでAI利用時間が消費されます。違う種類の要約をしたいときはまた同様に利用時間が消費されるので、最初に短いボイスデータで傾向を掴んでから適した種類を選択するのが良いでしょう。
![](https://somejiro-lab.info/wp-content/uploads/2024/12/スクリーンショット-2024-12-07-054158-500x310.png)
マインドマップ
要約するとマインドマップが並行して生成されます。かなり視覚的に解りやすくなっているので、要約と合わせて眺めるとボイスデータの内容が把握しやすいので、振り返ったり、それを見ながら再度考え事をしたりするのにとても便利です。
![](https://somejiro-lab.info/wp-content/uploads/2024/12/スクリーンショット-2024-12-02-080710-500x438.png)
見た目
薄っぺらいです。MagSafeを使ってスマホ背面に貼り付けるにはちょうど邪魔にならないサイズ。僕が使っているスマホは比較的小型と言われる「Zenfone9」と「Pixel6a」ですが、ケースの幅(実測65mm)がちょうどいい感じなのでこのくらいが下限だと思います。
![](https://somejiro-lab.info/wp-content/uploads/2024/12/plaudnote_02.jpg)
デザイン的にはシックで、それほどスマホのデザイン製を邪魔しない……というか、みんなスマホケース付けてるからスマホのデザイン性なんて在って無いようなもんかもしれませんが()。
重さは実測56g。それ自体は重くないですが、スマホに常に付けておくのはちょっと悩みますね。とはいえ、僕がケースを付けるかも悩んでるレベルの「スマホは軽さが正義」だと思っている人種なので、一般的には装着状態がデフォでも問題ないのかもしれません。僕は現状スマホに取り付けて使うのはメイン用途ではないので、必要なときに装着する方針です。
価格
現在(24/12/07)Amazonでは27,500円ですが、15%OFFクーポンとかあるので実質2万円くらいで買えます。僕はクラウドファンディングでサポーターになって購入したので少し割り引かれていますが、2万円台前半で買ったと思います。ぐぬぬ。
またデフォでついてくるAI利用時間は300分/月で、12,000円/年(1,000円/月)を課金するとproプラン(1,200分/月)にアップグレードが可能です。単月だと1,980円なのでかなり割高です。
![](https://somejiro-lab.info/wp-content/uploads/2024/12/スクリーンショット-2024-12-07-055213-500x365.png)
また時間ごとに下記の料金で追加購入することも可能なので、一時的に利用時間が増えたという場合にはこちらで対処しましょう。
![](https://somejiro-lab.info/wp-content/uploads/2024/12/スクリーンショット-2024-12-07-055204-500x165.png)
まとめ
ブログやってるくせに、僕は作文が苦手です。なので頭の中のモヤモヤをひたすら独りで呟いて、それを「要はこういうことを言いたいんだろ?」と教えてくれるのはとても助かる。
以前、≫AIに「頭に浮かんでるけどうまく言葉にできない」をまとめてもらう という記事を書いたんですけど、その中で「専属の書記」として紹介しているAIがこのPLAUD AIをイメージしてました。
ブログに限らず、自分の考えてることを整理するのにはとても適したガジェットです。それに数万円を出す価値を見出せるかどうかは、普段どれだけ頭の中でこねこねしてるかに寄るんじゃないかなぁと思います。僕はこねくり回し続けてるタイプなので、こうして整理してもらうと更に上質なこねくりに進化できます(笑)。
新製品「PLAUD NotePin」
冒頭で書いた新製品ですが、僕の用途としてはコチラの方が利用頻度が高くなりそうです。
首にぶら下げたり、腕に巻いたり、ピンにしてポケットに挟んだりして携帯できるようにした物です。別デバイスでも同じアカウントに紐づけできるということなので、PLAUD AIはスマホに付けっぱなし(あんましたくないけど)、NotePinは身に着けておく、という使い分けで、脳内出力用途にNotePinが最適化されたかなぁという気持ちでいます。
会話の録音もしやすいデバイスに仕上がってそうなので、到着が楽しみです。しばらく使ったらまたレビューしますね。
それではまたね。ふぃるみれんげ~!
追記
PLAUD NOTEの録音時間が1時間ごとに分割されてしまう現象への対応
公式にはPLAUD NOTEは最大5時間の録音データを1つにまとめることができるとアナウンスされています。しかしデフォルトでは1時間以上の録音を行うと分割されてしまい、例えば1時間5分の録音データは「1時間ファイル」と「5分ファイル」の2つが生成されます。会議のまとめ部分だけ別ファイルになるようなものなので困りものです。
これの解決方法がなかなか見当たらなかったのですが、≫公式ヘルプに回答がありました。
リンクが切れた時のためにスクショを貼っておきます。
![](https://somejiro-lab.info/wp-content/uploads/2024/12/plaudnote_04.png)
コメント