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思索アイデア

PDCAサイクルが覚えられないことについてPDCAサイクルを回してみた

PDCAサイクルについてPDCAさいくるを回してみた
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PDCAサイクル。

社会人になると耳にタコができるくらい聞くものの、僕はいつまで経ってもどれがなんだか覚えられない。ちなみにPDCAサイクルとは……

PLAN(計画)→DO(行動)→CHECK(評価)→ACTION(改善)→PLAN(最初に戻る

これを繰り返して目標達成や改善を行おう、そのためのプロセスの略称だよ、ということです。

ふと気になったので「なんでこんなに僕はPDCAサイクルを覚えられないのか」についてPDCAサイクルを回してみる(改善してみる)ことにしました。

まずはPDCAサイクルってなんなのよっていうことを考えてみましょう。

当たり前すぎて覚えられない説

PDCAサイクルって、要は「客観視して反省してまた頑張ろ!」って話だよね?
ハイ終わり!

そんなもん目標達成やら改善やらだと当たり前すぎて、分解して覚えさせられるのがツライです。
歩くためにはまず右足を出すと同時に左足も出し、そのあとに入れ替わりで逆の手足を……とか言われてる感じです。

つまり歩き方がわからない人のための細かな説明であって、歩き方が解ってる人はわざわざ覚えたら逆にわけわからんくなります。
これを社会人研修とかで説かれるということは「お前らはまだ歩けない赤ちゃんだから歩き方を教えてやるよw」と舐めプされてるわけです。舐めプされてることにも気が付けていないので仕方がありません。
イップス気味になった人は、再度歩き方を思い出すために使う必要があるかもしれませんが。

じゃあ「なぜPDCAサイクルが覚えられないのか」について客観視して反省してみましょう。

日本の横文字はわかりにくいんじゃよ説

僕は英語力が決して高くないので、PDCAサイクルの言葉がワカリマセン。

DOとACTION、両方「なにかをする」という意味じゃないの!?となります。
評価がCHECK?REVIEWじゃないの?とか考えちゃいます。
せっかくなので、それぞれの単語の細かな違いを調べてみることにしましょう。

CHECKとREVIEWの違い

なんとなーく抱いてるイメージの違いは、CHECKは項目ごとの確認、REVIEWは統括的な確認、という感じです。チェック項目とか言いますよね。違ったら弾く、程度の意味合いかなぁと。

で、調べてみたところ、だいたいそれであってましたw
つまりPDCAサイクルのCで言いたいことは「項目をこなせたか確認しようぜ」という意味合いです。PLAN(計画)に沿っているかの評価のみなのかな……?という印象ですね。

ホンマかいな、ともうちょっとPDCAサイクルについて調べてみたところ。
提唱者(アメリカ人)が「日本でPDCAとか言ってるけど意味合いが不正確やん!ちゃうで!」とぷんすこしていました。

1980年代に行ったセミナーでデミングは何度もPDCAは正しくないと注意を促しています。

英語では「チェック checkが「食い止める」 hold backという意味であり不正確であると主張しています。チェックは「コンプライアンス compliance」つまり計画への準拠、服従が求められます。

I&COMPANY(https://iandco.jp/ooda/pdca/history/)

やっぱちゃうやんw

ということでこれ以上CHECKについて悩んでも仕方がないのでこれはここで終わりにしました。

DOとACTIONの違い

こういうのは英英辞典を引くのが一番です。

ACTIONの項を引いてみると以下のように記載があります。


the process of doing something, especially in order to achieve a particular thing

オンライン版ロングマン(https://www.ldoceonline.com/jp/)

「コレ!」ていう何かを達成するための過程、てとこでしょうか。

DOは意味の場合分けが多すぎるので、ACTIONの意味を踏まえて引いてみましょう。

to perform an action or activity

オンライン版ロングマン(https://www.ldoceonline.com/jp/)

actionかactivityをするためにすること、てことかな。

つまりDOの中にactionとかactivityが含まれるわけです。じゃあactivityは何かっていうとactionよりも枠組みが広いイメージです。期間が長かったり「コレ!」ていう何かが無くてもよかったり。

てことはDOとACTIONの違いは

  • DO → とりあえずいろいろやる
  • ACTION → 具体的になんかやる

くらいな感じでしょうか。
PDCAサイクルにおいては、「計画したことをとにかくやるぞ!(DO)」と「次に計画を練るためにやるぞ!(ACTION)」という違いですかね。

てか改めてPDCAサイクルの図を見たけど、そもそもACTIONを”改善”とかわけわからん訳を付けないでいただきたい。そういうことするから覚えられないんだよ!!!

まだルー大柴の方が正確に言葉を使ってる気がします。

PDCAサイクルをPDCAサイクルしてみたかった

PDCAサイクルとは「客観視して反省して頑張って改善していこうよ!」な意味合いだと理解しました。
そしてPDCAサイクルを客観視した結果、なんか覚える必要ないんじゃない?なんでこんなのにマジになっちゃってるの?と反省しました。

じゃあ何を頑張って改善していくのか。
こんなものに脳みそのリソースを割かないってことです。

およそ2200文字使った、人様の時間を12分ほど消費してしまう文章を書いて得た結論がこれです。
ごめんなさい。

組織になって全体のどこで客観視をして、反省して、行動していくのかが判らなくなったときに分解して振り返るためには有効だと思います。巨大ロボットを歩かせるのは難しいですからね。
でもそうじゃない個人とか小規模組織であれば、改善できないのは改善しようとしないから、で終了です。改善の仕方がわからなくて困ったら、その時初めてPDCAサイクルを考えたらいいんじゃないでしょうか。
普段からPDCAサイクルを回して~とか得意げに言ってる人らには「こいつら歩き方を自慢してやがる」くらいに思っておきましょう。

オチとしては、この記事書くために脳のリソースが割かれたことと、PDCAサイクルについて覚えてしまったことです。忘れたい。

おい!覚えちゃったじゃん!と思ったらSNSで拡散して被害者を増やしましょう(/・ω・)/

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