自転車のポジション出しをしたいけど、そのためには部品をいくつも買わないといけない……そんなお金はない……節約したい……
そう思っている方向けの記事です。
本記事の内容
- 自転車のポジションは、まず理論値から
- 最終的には、実物で確かめた方が良い
- パーツを安く手に入れる方法
ロードバイクなどのスポーツ自転車は、自分の身体に合った位置・長さ・形状のパーツを用いることでどんどん最適化されていきます。これをポジション出しと呼びます。
ポジション出しには、様々なパーツを(最終的には)ミリ単位での調節を目指したいところです。
どのようにすれば適したポジションを見つけ出すことができるのでしょうか?
自転車のポジションは、まず理論値から
ポジション出しは、ある程度の理論値というものが存在します。
ちょっと例を挙げてみましょう。
ポジション出しの理論値例
ハンドル幅=肩幅
ハンドルの幅は、ラインナップとして380mm, 400mm, 420mm, 440mmなどがあります。
理論値は、
肩幅が420mm前後の人なら、420mm幅のハンドル選んでみましょう、ということですね。
サドル高さ
BB(クランクの付け根)あたりからサドルの上辺までの長さです。
これはいろんな理論値があります。
- 股下-10cm
- 股下×0.875
- 股下×0.883などなど……
どれが正しいか?は人によります。ハイ。
クランク長
クランクは主に170mm, 172.5mm, 175mmなどのラインナップがあります。
理論値は、
つまり身長173㎝の人は、172.5mmの長さのクランクを選びましょうというお話。
じゃあ身長182cmの人は182mmクランク!?ラインナップにないじゃん!
おかしいですねぇ。
※理論値はあくまで「目安」である
ここまで理論値の出し方をいくつか挙げましたが、理論値が絶対ではないということがなんとなくわかるかと思います。
理論値はポジション出しのための「目安」でしかないんですね。
流れとしては、理論値から始めてみて自分の好みや、違和感の払拭、目的に合わせたカスタマイズが必要になるわけです。
つまり、まだ「ポジション出し」のスタート地点に立ったにすぎません。
そしてポジション出しはいわゆる「パーツ沼」との闘いでもあります(笑)。
※パーツ沼:どうすればよいか探るために試行錯誤して気が付くとパーツに埋もれている状態
最終的には、実物で確かめた方が良い
理論値でパーツを揃えたけど、もっとこうしたい、ああしたいというのが出てくるかと思います。
そしてカスタマイズをしてみたものの、想定外に元の方が良かった、という場合もあります。
結局のところ、実物で確かめてみないと合う・合わないはわからないのです。
単純なグレードアップパーツとは違い、ポジション出しのためのパーツ変更は無駄になる可能性も秘めています。だからこそ、できる限り安くパーツを手に入れ、納得のいくポジションであれば良いグレードのパーツに変えていくのが金銭的にはベストでしょう。
パーツを安く手に入れる方法
では、どうやってパーツを安く手に入れるか?です。
方法としては3つあります。
- ロードバイク仲間から分けてもらう
- メルカリで買う
- 海外通販サイトで買う
1.ロードバイク仲間から分けてもらう
これが可能なら一番のオススメです。
ロードバイク乗りは、基本的にパーツをカスタマイズする生き物です。そのためカスタマイズ前の不要パーツをため込んでいる可能性があります。
もしロードバイク仲間がいるのならば、それとなく相談してみてはいかがでしょうか?
金銭のやり取りがあっても、ショップより破格での譲渡を期待できるでしょう(お礼は忘れないでくださいね)。
2.メルカリで買う
身近にロードバイク仲間がいない人。または、いても欲しいパーツは所有していなかったという人。
向かう先はメルカリです。ネット上のフリーマーケットです。
ポジション出し用のパーツはメルカリで購入するのがかなりオススメです。
- ステム
- ハンドル
- クランク
- サドル
などなど、なんでも豊富に出品されています。
それもそのはず。
カスタマイズしたあとの不要パーツは、身近な譲渡先がない場合はメルカリに出品されます。
あっても邪魔だし、とりあえず出品しておいて、売れたら他のパーツのポジション出しの資金にする無限ループです。
みんなそうしているので、メルカリでの自転車パーツ取引は非常に盛んです。
メルカリで割安のパーツを手に入れることで実物によるポジション出しをコスパ良く進めていくことが可能です。またクーポンが発行されることもありますのでうまく活用していきましょう。
メルカリを初めて使う場合、登録のときに紹介コード「FEKKHY」を入力すると500円分のポイントがプレゼントされます!
海外通販サイトで買う
自分の欲しいパーツ,サイズがメルカリになかった場合は、Wiggleという海外通販サイトをおススメします。
≫Wiggle
海外通販ということでハードルが高く感じるかもしれませんが、サイトは日本語化されており、ロードバイク乗りたち御用達の通販サイトです。
僕もここでハンドルを購入しています。(Amazonで1万円⇒Wiggleで3千円)
https://somejiro-lab.info/handle-01/
ここにもなければ、CRC(Chain Reaction Cycles)という海外通販サイトを覗いてみましょう。
≫CRC
こちらもロードバイク乗りの間でメジャーな通販サイト。
この2サイトになければ、国内通販のウエムラサイクルを覗いてみましょう。
かなり安めな価格設定のサイトです。おススメです。ここでダメなら諦めてAmazonにしましょう。