ブログ記事の書き方って人それぞれです。
僕は最近「結論を最初に書く」ということを意識し始めました。
その方が解り易いですよね?
結論を最初に書くと、読者に優しいブログになる!
その記事は読者に優しいのか?
ネットサーフィンをしていると、ブログに対するこんな意見をよく目にします。
- 何が言いたいのかわからないブログが多くて検索の邪魔
- 導入が長すぎて読むのが大変で疲れるし、読む気が失せる
- 結局、疑問に対する答えが書いてないブログがヒットする
ネットサーフィン大好き人間として全面的に同意します(笑)
最近のウェブサイト探しは、ネット検索、主にGoogle検索が主要になってるかと思います。
ひと昔前のように相互リンクを辿ったり、ランキングを覗いたりということは減ってきているかなと。
そうして検索した上位サイトを閲覧してみて、上述のような意見になることは多々あります。
これは何故かというと、
- ブログ記事の書き方として広まっている手法に則った記事が多いから
- 仕事としてブログ記事作成を請け負っている人が増えているから
だと考えられます。
「ブログ記事の書き方」として広まってる手法は読者に優しいのか?
ブログを書いていると「どんな記事の書き方が良いんだろう?」と悩み、調べるというのはブログ執筆者あるあるです。
かくいう僕も、これまで何度も「ブログ 書き方」とかいろんなワードで検索しました。
すると、こんなことを書いているサイトをいくつか目にします。
- キーワードを考えて、繰り返し使おう
- 1つの記事の文字数を増やそう(最低〇〇文字)
- 記事をいくつかのページに分けよう
キーワードを繰り返し使う
古くなってきた手法なので最近はあまり言われないかもしれませんが。
Googleなどの検索サービスに「どれだけ自分の記事があるキーワードについて詳しく述べているか」を伝えるために同じ単語を繰り返し使うという手法です。
何度も何度も同じようなことをこねくり回している記事は、これを念頭に置いて書いている記事です。
これをすると「何が言いたいのかよくわからない記事」になりがちです。
1つの記事の文字数を増やす
1つの記事に〇〇文字(3,000文字だったり5,000文字だったりと諸説あり)以上書くことを目標にしよう!
ということを紹介しているサイトもあります。
文字数が多い記事は情報量が多いと判断され、検索上位になるだろうという考えです。
また読むのに時間がかかるので「ページ滞在時間」を伸ばす効果があるとされています。
ページ滞在時間はブログ作成者が気にする数字のひとつで、これが長いと「あぁちゃんとブログ読まれてるんだな!」と安心する材料になります。
文字数を目標に記事を書いているため、これまた何が言いたいのかわからない記事が生まれています。
「作文用紙〇〇枚書いてくるように」という宿題を出され、書くことないから適当なことをつらつら並べてマス目を埋めているような状態です。
「あ~あと1,000文字かぁ……直接は関係ないけど、Wikipediaに書いてある内容を写して文字数埋めるかぁ」みたいなことをやっている人も多いです。大学生のレポートか!?
Youtubeでも「既定の動画時間がないと広告収入にならないからなんとかして時間を稼ごう」としてツマラナイ動画ができあがる傾向があるので似ているかもしれません(笑)
記事をいくつかのページに無駄に分ける
1つの内容に言及するのに何ページかに分かれているブログがこれです。
直帰率を下げる効果があるとされている手法です。
これまたブログ作成者が安心する数字で、直帰率、つまり「最初に見たページでサイトを閉じてしまったかどうか」を気にしています。
直帰率が低いということは、他のページも見てもらえてることを意味します。
ブログ作成している側としては、他の記事も読んでもらえると嬉しいですし、広告を表示しているブログでは表示回数が増える効果もあるでしょう。
読者としてはどうでもいい
これらは基本的に「お金第一のブログ」や「数字を追い求めるブログ」の書き方だと思っています。
例えば「ブログ 書き方」で検索した人は「ブログというのは本来こういう意味で、海外ではこんな使われ方をしていて、ブログの歴史というのは……etc」というのはどうでもいい情報です。ノイズです。
しかし同じキーワードを繰り返し使おうとしたり、文字数を追い求めたりすると、そんなノイズだらけの記事ができあがる確率がグンと増えます。
また1つの情報を見るために「次のページ」ボタンを何度も押させられるのも不愉快です。
つまり「来てくれた読者が求めている情報をわかりやすく提供する」ブログを作ろうとしていたのに、「検索上位に引っかかるようなブログを作る」ことが目的にすり替わってしまっているためにこんな事態が生じているわけです。
なおエッセイとか小説、過程を楽しませるブログはこの限りではありません。
仕事としてブログ記事作成を請け負うとどうなるのか?
もうひとつの悪循環として「仕事でブログ記事作成を請け負うケースが増えている」ことがあります。
この仕事の賃金は「1文字〇円」といった具合に文字単価で決まることが多いです。
となると、記事作成する側としては少しでも文字数を稼ごうとする心理が働きます。
するとどうなるかというと、前述の「1つの記事の文字数を増やす」と同じことが起きるわけです。
また世の中には「いかがでしたかブログ」と揶揄されるブログもあります。
これはキュレーションサイトという
世の中には事情で読みにくいブログ記事が日々生まれてきているのです。
どんな風にブログ記事を書けばいいの?
長期的にブログを大事に育てようと考えるならば、読者に優しい記事を心がけて書くべきです。
となると、最初に読者が求めている情報を提供するのがベストです。
つまり「結論を最初に書く」のです。
結論だけで満足する人はそこで「あぁなるほどね」となってページを閉じてしまうかもしれません。
でも良いんです。
その人は「結論だけが必要な人」なのだから。
結論部分を見て「なんでそうなるの?」と思った人は続きを読みます。
この人は「結論だけでなく、その過程も必要な人」なので、こういった人のために結論に至る過程を記事にしていきましょう。
結論だけ書くのでもなく、「結論を最初に書いて、そのあとに過程を書く」ことで、記事を読みに来た読者ごとに適した情報の提供ができるというわけです。
内容もSEO(検索上位になりやすい方法)とかガン無視で、読者が解り易い記事になることを第一に書きましょう。
そうすることで読者の満足度も上がります。
運が良ければ「良いブログだな」と思ってもらえて、ブックマーク登録とかRSS登録とかしてもらえるかもしれません。
自分も「ダラダラと文字数を稼ぐ文章」ではなく「ちゃんとした文章」を書く練習になります。
Win-Winです。
ちょっと遠回りになるかもしれませんが、結果として良いブログになり、収益化をしているブログ作成者は収益がじわじわと上がっていくかもしれません。
検索に適した手法をただ取り入れただけではない記事なので、ブログの数字を追い求めているひとが怯えるGoogleアップデート(検索アルゴリズムの変更)を気にする必要がなくなるかもしれません。
むしろ検索アルゴリズムが最適化されていくと、質の高いブログというのをもっと正確に判断してくれるようになってくれる可能性が高いので、将来的にはより価値が上がると思います。
まとめ
結論を記事の最初に書くことで、訪問してきた読者ごとに適した提供ができると思います。
ブログは読者ファーストを考えて書きましょう。
ブログ作成者側の都合はどうでもいいのです。
それが将来的に「良いブログ」を形作ることになるハズです。